俳句-検索
俳句-検索結果一覧
以下の88件が検索されました。 |
| かりがねにとろりと眠る石つころ | 松澤昭 |
| かりがねに乳はる酒肆の婢ありけり | 飯田蛇笏 |
| かりがねのしづかさをへだてへだて啼く | 桂信子 |
| かりがねや並べば低き母の肩 | 赤城さかえ |
| かりがねや山の水曳くめし処 | 奥山甲子男 |
| かりがねや手足つめたきままねむる | 桂信子 |
| かりがねや母恋う姉は子無きまま | 島田慶子 |
| かりがねや海に出て行く隅田川 | 星野昌彦 |
| かりがねや生死はいつも湯が滾(たぎ)り | 藤田湘子 |
| かりがねや送るとは立ち尽くすこと | 伊藤政美 |
| さびしさを日日のいのちぞ雁わたる | 橋本多佳子 |
| ぜいたくなかりがねの道月の巣へ | 矢野千代子 |
| また別の瞳が追うてゆく雁の空 | 相本寿美子 |
| まだ聞こえねど後続の雁のこゑ | 山口誓子 |
| みな大き袋を負へり雁渡る | 西東三鬼 |
| わが夢にきらめく雁の泪かな | 眞鍋呉夫 |
| トランクはヴィトン家出は雁の頃 | 竹岡一郎 |
| ラの音の鳴らぬハモニカ雁渡る | 水口圭子 |
| 一枚の空に鴈ある絹の道 | 角川春樹 |
| 一生のこの時のこの雁渡る | 上野泰 |
| 一雁の列をそれたる羽音かな | 能村登四郎 |
| 中天に雁生きものの声を出す | 桂信子 |
| 人格は五大陸なり雁行す | 山本敏倖 |
| 人等臥て雁のぬくみが空をゆく | 桂信子 |
| 仏壇を閉ぢれば闇や雁の声 | 岸本由香 |
| 全景は一幅の黄泉雁渡る | 島田節子 |
| 初雁のまぎれなかれし夜の雨 | 軽部烏頭子 |
| 初雁やその場に立ちてひらてみき | 加藤郁乎 |
| 初雁や銀短冊の五六枚 | 野村喜舟 |
| 古九谷の深むらさきも雁の頃 | 細見綾子 |
| 噛みしめて深川飯も雁のころ | 小檜山繁子 |
| 妻抱いて躬の証したつ雁の夜 | 吉田未灰 |
| 惻々と厚雲よりの雁の聲 | 目迫秩父 |
| 柩とはひきつぐことか雁渡る | 高橋比呂子 |
| 流木の傷癒やしてる雁の声 | 榎本嵯督有 |
| 漁火に離れ黒雁浮寝かな | 佐藤宣子 |
| 琴柱置く雁行く群のそのままに | 河野多希女 |
| 矮星の終焉真雁塒入り | 石母田星人 |
| 翔ち惑ふ雁あり朝の靄濃きに | 佐怒賀正美 |
| 老仕度あるに雁くる沼に佇つ | 石原君代 |
| 聲なき雁轉校書類封じをり | 能村登四郎 |
| 膝抱いてあしたを思ふ雁のこゑ | 長田美恵子 |
| 芭蕉高し雁列に日のありどころ | 原石鼎 |
| 落雁や不可視の峰に手をついて | 信藤詔子 |
| 葛飾や一弟子われに雁わたる | 藤田湘子 |
| 虹渡る雁紅き眸を持てり | 雨村敏子 |
| 街昏れて雁わたる空のこしおく | 桂信子 |
| 金獲たり本の神田の雁高し | 松崎鉄之介 |
| 雁が来る同姓村の絵ろうそく | 舘岡誠二 |
| 雁が音や姑の遺した湿布薬 | 舘岡誠二 |