季語が「曼珠沙華」の俳句

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UPDOWN  俳句          UPDOWN  作者名

「福島」に復りたい白曼珠沙華 瀧春樹
あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ 角川春樹
うつし世の端行きどまる曼珠沙華 村田冨美子
かんぺきに蕁麻疹曼珠沙華の中 種村祐子
さびしい空気から曼珠沙華を一本ぬく 藤井眞理子
つきぬけて天上の紺曼珠沙華 山口誓子
つまずくに丁度いい石彼岸花 奥山和子
とどまれば我も素足の曼珠沙華 あざ蓉子
ふるさとに突つ立ちはじむ曼珠沙華 印南耀子
まんじゅしゃげ自分の色を見失う 和田美代
まんじゆしやげ昔おいらん泣きました 渡辺白泉
われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 杉田久女
ドラえもんのどこでもドアー曼珠沙華 園田千秋
パンドラの箱転がして曼珠沙華 山下邦子
一陣の風に火のつく曼珠沙華 五十嵐迪子
一面の曼珠沙華より濡れ帰る 大豆生田伴子
三人はひとりとふたり曼珠沙華 河西志帆
丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ 綾野南志
九十の恋かや白き曼珠沙華 文挾夫佐恵
九月十一日いきなり曼珠沙華 小林幹彦
似顔繪を遺影代りに彼岸花 井上武夫
何をもて罪と言いしか曼珠沙華 田中悦子
傘さげて使ひあるきや曼珠沙華 石橋秀野
先立つはいい奴ばかり曼珠沙華 佐藤火峰
刻すでに影をもちたる曼珠沙華 高島茂
十二橋の一橋くぐりまんじゆさげ 桂信子
単純と明解は別曼珠沙華 小檜山繁子
右ひだりどっちが地獄曼珠沙華 植村幸北
四十路さながら雲多き午後曼珠沙華 中村草田男
地中より届く伝言曼珠沙華 松本詩葉子
大いなる喉仏あり曼珠沙華 高島征夫
大挙して亡びの布陣曼珠沙華 宮田藤仔
大海人は額田を追いて曼珠沙華 中井不二男
大統領の口から生えて曼珠沙華 谷山花猿
天上に戻らでなんの曼珠沙華 河野南畦
富士の水ここに湧き居りまんじゆさげ 田中冬二
寝ころんで又起き出して曼珠沙華 小川英二
寺までの畦寺までの曼珠沙華 吉田未灰
庭隅を彩る一本曼珠沙華 二村博三
廃村のはづれ明るき曼珠沙華 川上弥生
弁慶のやうに果てけり曼珠沙華 本杉康寿
彼の世より真直ぐ立って曼珠沙華 田中不鳴
彼岸花かの出征の日の波がしら 水野政次
彼岸花ぽきぽき折って亡夫恋 五島瑛巳
彼岸花一本だけの歓喜かな 小林実
彼岸花彼岸花へと人ゆらぐ 村井一枝
彼岸花心に添わぬ白き花 柘植翠里
彼岸花忌みてはみれど美しく 河野南畦
彼岸花昼もけものの気配して 星水彦
彼岸花染めて棚田の守り神 安保美恵子
   
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